01.
学力を伸ばすには、家庭教育が大切だという主張の下、家庭で
親が子どもの学力を伸ばすためにできること、またそのために
行える環境づくりについて、41個の項目にまとめて、筆者の
体験談等とともに、主張を書いている本です。
直接小学生の学力指導に対しての手の付け方ではなく、間接的
ではあるが、後々必ず効果を発揮してくるだろうという方法を、
示しています。その内容は、すぐにでも実践できる興味深いも
のが多く、小学生をもつ保護者や教師が読めば必ず生きる部分
が多くあると思われます。
最近、教育の世界まで、データで示さないと説得力がないという
科学の考え方が一部浸透してきていますが、教育は必ずしも数値で
計れるものではなく、無形の人間関係や信頼関係の上に成り立つ
もので、その効果(数値)が測れるのは必ずしもすぐとは限らない
ものだと思っています。だからこそ、教育では経験や人の気持ちを
分かることができる感覚が大切だと思うのですが、この本は数値
よいうよりも、筆者の経験や主張を全面的に押し出したもので、
その点でも好感が持てる本でした。
02.
題名の通り、親がすぐに実行できることが要領よくまとまっており大変参考になりました。最近すこしずつ、三歳児ですが朝ごはんを具沢山の味噌汁にしてみたり陰山メソッドを実行しつつあるので(もともと食べさせていたのですが、パンのときもあったり、おにぎりのときもあったのです・・・。)よさそうなところは参考にして実行しようと思います。安部首相に変わり教育変革もおこりそうですよね。すべての教育に通じるというか生きる基本である子供の体を健康に保つことと、親も教育に興味をもち家族で教育していこうという姿勢がとても好きです。この本にはその方法が書かれていました。
03.
百ます計算で有名な陰山英男先生だが、「学力とは気力と体力、さらにはコミュニケーション能力も含めた一体の力」と書いているように、本書では勉強のみならず、子どもたちの総合的な能力を伸ばす大切さを説いている。 「学力とは愛情そのもののエネルギーから成り立っている」とあるように、本書の根底にあるのは子供たちへの愛情である。陰山先生は、お子さんたちの幼い頃の写真を見て、この瞬間は二度と帰ってこないのだと思わず泣いてしまうような方と知り、このような愛情が教育に形を変えているのかと、あらためて納得した。 「可能な限り子どものために時間をつかおう。」「苦楽をともにしよう。」「壁にぶつかっても手をかさない。」などなど、家庭教育の指針が明確にされ、育児の壁にぶつかったときは、また読み返したい。 理想はわかっていても働く母親としては実現が難しい部分もあり、これでいいのかと自分の生き方についても真剣に考えさせられた本でもある。
04.
小学生となるとまわりはやれ塾だ、習い事だと忙しい子が多く、 なんか変な違和感を感じていました。この本をたまたま読んで「家庭での学力があがる16条」の中の ことをほとんど無意識に行っていたのでなんだか少し安心しました。 子どもの個性を伸ばしてやるのも親の務めですが、子どもの才能を 殺しているのも親ではないか?と思うこともあります。 しつけと学力の向上、さらには人間的な社会性をのばしてやれるには 何気ない日々の積み重ねしかないんだな、と思いました。
05.
仕事を持つ母親としての感想です。 まず、この本を読んで影山先生の子どもを愛し、子どもの目線になって真剣に考える姿勢に感銘しました。100ます計算というイメージで学力重視かと思ったら内容はそこにとどまっていません。子供の知力、体力、気力にわたる内容になっています。文章は決して説教になっておらず、優しさにあふれています。 子供との時間が短い私は、優しく諭されました。家族が子どもの話を聞く時間が持てているか、母親同士の交流は取れているか、感動するような経験を一緒にしているか、部屋は片付けられているか、自分のことは自分でできるようにしているか・・・など。愛情あふれる親との時間が子供の生命力を育てる、子どもは10歳を過ぎれば自然に親から離れていくのだから今を大切に、と語られています。その大切さがこの本を読んで実感できるからこそ、思うように子供と時間が作れない自分に涙してしまいました。せめてその悔しさを、時間を作り子供との時間を大切にする原動力にしていきたいです。
|