01.
ホントにどんな子でも、力を奇跡的に伸ばせるのではないか?そう思わせる本です。その手順が一つ一つ細かくのっており、子どもとの会話も丁寧に載せてある。具体的にどうすればいいか分かります。教育方法を絶えず細かく研究することの大切さも分かりました。
02.
とにかく気軽に、寝転びながらでも読めます。親に算数の知識は十分にあるのに、子供に教えても成果が上がらないときには是非お勧めできる本です。おもに小一、小二、小三付近の低学年のお子さんを対象とした本であり、低学年は一般に思われているよりも教え方が難しいです。杉渕先生がいかに上手に子供に接しているか大変参考にある例が満載してあります。ただ、のせ上手で、文章も結構うまい人なので、読者はやや注意が必要。文章から見る限り、人柄は明るく、素直な感じで、抵抗なく本を読めます。本を買う経済的な余裕のない人は、著者のホームページがありますので(名前で検索)、そこへアクセスすれば大半のことはわかります。親切で、気取らないところがとても親しみやすい。
付録の10マス計算用紙も洗練されたもので、何度も使いやすいです。なお、現在の日本では、小学校低学年への算数の教え方としては、関西から始まった100マス計算の流れ、公文教室、各地域の教育大付属小系統の流れ(TOSS系)と大きな潮流が3つありますが、本書は勿論100マス計算の流れにあります。前者2つは計算練習を通しての訓練中心、後者は一応思考中心となっていますが、算数の教え方において実験的な要素が強いです。親としてはすべて一長一短があるので、一つを選択するよりも、それぞれの良いところを理解し、自分なりに摂取するのが一番賢明ですね。
03.
百マス計算では子供は導入部でつまづく。だから10マスにして、できない段を繰り返し習熟させる。ここから著者の論は始まります。著者は、小学校授業の進め方のうまさで、蔭山英男先生から手放しで絶賛されています。 その秘密は、この、子供に対する「きめこまやかさ」にあると思います。 子供をきめこまかく見つめ、どこができないのか分析し、できるようにきめこまかくフォローする。ほめ方だって100種類考えろという。 ほとんどの親は、子供のできないところを、「どこが」「どう」できていないのかを丁寧に分析しようともせず、習熟のためのフォローもしません。「テストの点が悪い」と怒ってそれで終わり。 そういう親だから、その子供の学力が伸びない、ということでしょう。 親としていい勉強になります。
04.
「行動の遅い子(マイペースな子)には,スピード(トランプ)がよい」 早速教室で試しています。すると,以前よりは行動が早くなったような気がします。 私のクラスでは雨の日はスピードをするようになってしまいました。スピード大会まで開かれてしまって・・・。 忘れ物の考え方は,TOSS(法則化・向山洋一代表)の考え方ですが,全国の教師に言ってあげたいほどです。「貸してあげればいい」って。 この本は,保護者向けに書かれているようですが,教員が読むべき本ではないかと思います。
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この本を読んで、わが子にさせてきた家庭学習がいかに強制であったかを反省しました。 家庭学習はまさに家庭楽習。親も子も楽しみながら進めていく家庭学習の方法がこの本の中には満載です。 伸び悩んでいた100マス計算もこの本の通りに10マスから始めることで、つまずきを見つけることができました。 家庭では難しいと思われる辞書引きや音読の指導方法も非常に具体的かつやさしく書かれています。 『わが子を伸ばしたい!』そう願っている保護者の皆様にお薦めの1冊です!
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