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新「親孝行」術 (宝島社新書)

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新「親孝行」術 (宝島社新書)
価格:(税込)
【私達の評価】
4.5点(5点満点)
【私達はこんな商品も買っている】
親孝行プレイ (角川文庫)
【私達のコメント】
01. むかしむかし、封建社会や「家父長的−近代家族」が資本主義に適合的であった時代、家族という「形式」は孝行という「内容」を規定したのである。つまり自明の家族というボンテージに則って、孝行は執行されたのである。いまや家族という形式は崩壊した。だから孝行は自覚的にプレイしないとなりたたなくなったのだ。つまりかつてのように形式が内容を規定するのではなく、内容が形式を規定するようになったのだ。で、形式に規定されない分孝行はしんどいものになったのもまた事実なのである。現代の孝行を論じることで、形式に則らない自由な機会が一見ひらかれる後期近代の生パフォーマンスが、なかなかしんどいことが明らかにされる。それから男の視点から一面的にしか孝行を論じられていないのは限界を感じた。男のほうは結構あたりまえで、女のほうが実は興味深い気がするのだが。

02. 家族がバラバラになり、みんながなんとなく「親不孝しているなぁ」という後ろめたさを感じている今日この頃、少しでも効果的な親孝行をしたいと思っている方は多いのではないでしょうか。
そんな方に、この本はすばらしいヒントを与えてくれます。きっと日本全国の「親コーラー」たちの福音となるでしょう。

と思わずアホな推薦文を書いてしまいたくなるほど、痛快な内容です。

日本一の「エナリスト」みうら氏は、親孝行の極意を「不自然体」と説いています。それゆえ、親を喜ばせるためには親を泣かせることも厭わず、さらに、嫁や子供(親から見れば孫)へ「ギャラを支払って」演技をさせることも厭わない!まさに、親コーラーの鑑です。(言葉の解説は、この本を読んでください)

この本全体が、巷に溢れるハゥトゥ本のパロディでありながら、内容は結構使えるテクニックが満載です。本当です。ウソじゃありません。

なにより、みうら氏の親に対する愛が溢れているので、読んでいて非常にほほえましいです。自分も「親孝行プレイ」を楽しんでみたい。そう思わせる素敵な本です。お見事。

03. 親孝行をプレイとして提案し 突き詰めていく新しいアイデアの本
最初から最後までノンストップで楽しめます
そして何度も読み返したくなっちゃうのです

『親孝行のためなら親を泣かすこともいとわない私である』
という著者の言葉
冗談のようなこともクールに仕上げてあって笑ってしまいます

普段は見落としがちなこまかいところにまで意識していくと

いままで以上に楽しめることを教えてもらった
とてもありがたい本
わたしも早く一人前の親コーラ-になるべく技を磨きたいとおもいます
みうらじゅん氏からますます目がはなせません

04. 子であればこそ。
親であればこそ。
親子であればこそ。
それなりの気の配り方-----本書では「プレイ」と呼ばれます-----が必要で
ある、という指南書です。

内容的にはとても為になる本です。
しかしどこか真顔で茶化しているところがまた面白い。
親子の団欒における配置図、正しい川の字の図解など、「まじめな」本の
パロディにもなっていて、笑えます。

ただ、難点を言えば、これは息子の観点から書かれているため、娘の立場には
そのまま当てはめられないということ(娘にとって、母親は恋人にはなりえま
せん)。
しかし、女性にも読む価値はあります。
みうら氏の描写する女性の傾向から自分を省み、人間関係を違った角度から
見てみることもできます。

男性の歯の浮くような!サーヴィス精神に学ぼう!(爆)

でもほんと、役立つ本ですよ。親子の世代間のギャップとその対処方法など、
再認識させられます。
親孝行目的での家族旅行に関する考察はたいへん勉強になりました。たしか
に、甘えや変な期待があると不満も生じますね。

ちなみにこれはある程度親を相対的・客観的に見ることのできる大人の読む本

です。子供には笑えないかも。

05. なんというか、実用書としての要素も、もちろんあるとは思うが、長年みうら氏の偉大なバカ仕事の数々に感じ入り続けてきた私としては、「ついにやったか、これを……!」という感慨があった。
もちろん「使える」本だとは思う。思うけれども、その前に《1冊まるごと、壮大なネタとしての書物》でもあるのだ、これは。

ミクロな例で恐縮だが、たとえばオースティン・パワーズ著『スウェーデン式ペニス増大器と私』、という本が実在し、そしてそれを実際に読んでいるかのような、そんな奇妙な感覚。
これまで、連載や単行本の一部分において試行されてきたことを本格的にドンとやってみた、そう、まさに「じゅんちゃんのドンとやってみよう!」、なブツなのだ。

これまで日本の書籍ではめったに味わえなかった、不思議な読書体験をお約束する1冊である。
ちなみに長年のみうらじゅんウォッチャーである私にとっては、やはり「オカン」について語る最終章が、ハイライトのように感じられた。

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