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医者として多くの死に立ち会ってきた経験、登山で自らも三度死と隣り合わせになった経験、数多くの書物に親しんできた経験から、将来を担う子供たちに何を伝えたらいいかを示した良書です。私は本書を、子供を授かる以前の発売時に購入しました。著者と同じ3人の父親である今再度読み返し、鳥肌が立つほどの感動を覚えました。読んでいて涙がこぼれる箇所もたくさんあります。将来の日本を支えるのは今の子供たちです。本当に子供たちは日本の宝なのです。本書に書かれてある事はほとんどが当たり前の事なのですが、今の日本ではあたりまえの事でさえもあまりに軽視されています。 競争社会を否定せず、その中でいかに生きるか。自分の勇気を捨てないように毎日自分を力づけながら前向きな心構えを持ち続ける努力がいかに大切か。そして自分なりの最大限の努力を施した後、自分の力で変えることのできない部分は神に任せて心をその事から解放する。挫折も神の隠された意志だと受け入れ、さらに努力を続ける。 本当は、子供たちを困らせる事が子供たちを高めてくれるのです。失策だった「ゆとり教育」の対極をゆく、子供たちへの愛がいっぱいつまった名著です。
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