01.
最近、教育界でも話題のアドラー心理学。この本はアドラーの理論というよりは、子育ての現場で役に立つ考え方を具体的にリストアップしてくれている処方箋。ここに書かれていることをすべて実践できる人はそうはいないでしょうね。だからこそ真剣に取り組んで自分のものにしてほしい。
02.
実際に子育てしていく中で必ずぶつかる具体例を豊富に取り上げ、
アドラー心理学の観点からどのように対応すべきか解説しています。
どうしてそのように対応すべきなのかを理論的に順序立てて書いてあるので、
納得しやすく、記憶にも残ります。
アドラー心理学関係の子育て書は何冊か読んでいますが、
本書が最も読みやすく、わかりやすかったです。
子育て書はいろんな流派があるようですが(^^)、
親の務めは「子どもが失敗しないように手助けすること」ではなく、
「その失敗から子どもが学べるように励ますこと」だと思われる方は
一読の価値があると思います。
03.
目次を読むだけでも、はっとさせられます。 近年、ちょっとした挫折・失敗で立ち直れない子どもが増えているように言われますが、 こういった本を読むと、そういう子どもをふやしてしまったのは、 大人の失敗が大きいなと痛感します。 子どもにそれぞれ個性もありますし、 また親・大人のほうにも個性は存在するので、100%この本のとおりにすれば、失敗に負けず、自分で考える力をもつ、子どもが育つというわけではないでしょうが、 ついつい大人がやってしまいがちな、してはいけない手助け・口出し、間違った励まし、 してやらねばならないのに、ついつい手抜きをしてしまう勇気付けや振り返り、子どもに伝えてやること、 そういったことを改めて、文字で読むことで、 子育て中、「なんで?!」と思う場面に出会ったときも、 大きく深呼吸していけそうな気がしてきます。
04.
このての教育書というと、「それは頭ではわかってるんだけど。」というものがほとんど。しかしこの本は、納得できる説明と、ケースバイケースでの具体例がふんだんに盛り込まれている。「親の役目は子供を失敗から守ることではなく、上手に失敗を体験させてあげること。」「人格と行動は別物。」「迷惑をかけない生き方、ではなく、人の役に立つ生き方を。」など、すぐに役立つヒントが盛りだくさん。
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