妊娠・出産・子育て 全般 - ベビーマッサージROOM -
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赤ちゃんの値段 |
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価格:¥ 1,785(税込)
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【私達の評価】 4.5点(5点満点)
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【私達はこんな商品も買っている】 その子を、ください。 |
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【私達のコメント】
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01.
ほんとにびっくりしました。
日本では赤ちゃんの養子を引き取るのは難しいと知っていましたが、それがなぜなのかも分かりました。海外に、”日本人”というだけで半端ない値段で”売られていく”あかちゃん達。
今も 幸せに生きていてくれているのか。。。願うばかりです。
02.
この本の題名の通り、海外に「売られ」ていく日本人の赤ちゃんが今の日本にいる、ということ自体に、まず読者は衝撃を受けると思います。そして、それが戦後間もない頃の話でもなく、現在の日本で起こっているという事実。この本では、そんなことがどうして可能なのか、個別の事例を取り上げながら、現在の法制度の不備について指摘しています。不本意の妊娠・出産をし、何が何だか分からないままに子供を取り上げられてしまう高校生、海外に養子に出され、生みの親に一言でも良いから連絡を取りたいと願いつつも叶わない、多くの子ども達。赤ちゃんを取り巻く現実だけでなく、日本の性教育や児童福祉(特に里親制度が殆ど機能せず、多くの子どもたちが施設で育っていること)の問題点とこれからの課題など、多くのことを考えさせられます。
さらに、養子受け入れ大国であるアメリカの現状、数多くの養子を海外に送り出してきた韓国やその他のアジアの国の現状、それらの国がどのように法制度を整備して来たかなど、これから日本が進むべき道を考えていくにあたってのヒントが沢山ちりばめられています。この本を読んでも答えは出ません。でも、この問題が存在することを知り、何とかしなくてはいけないとみんなが思うこと、それこそが問題解決の第一歩のように感じました。
03.
書きたくはない言葉だが「望まれず生まれてきた赤ちゃん」。一方で、子供を望んでも何らかの事情で子宝に恵まれない夫婦。資本主義的用語を使いたくないが、そこに"需要と供給"の関係が生まれ、"赤ちゃん斡旋業者"が暗躍する。昔の話ならともかく、現代の日本でこうした事が行われている事には慄然とせざるを得ない。しかも、斡旋業者が本当に適正(と言うのもおかしいが)な処理をしているか不明である。極論すれば、里親などいないのかもしれない。
しかし、"赤ちゃんポスト"なるものが法律で認められ、これを採用する県が出始めている事を考えると、日本人全体の感覚が麻痺しているのかもしれない。本書では、厚生省の取締り法の甘さを指摘しており、それは確かだと思うが、こうした問題は法だけでなく個人が持つ倫理観の問題でもあろう。10代で安易に妊娠してしまう少女(勿論、相手の男も問題)。そうした少女を邪魔者扱いする家族。ヨーロッパ人が中世日本を訪れて驚いた、「日本人は貧乏よりも規範に反する事を恥とする」文化は何処へ行ってしまったのだろう。
本書は、"赤ちゃん斡旋"の問題を取り上げ、日本人の倫理観を改めて問い直した渾身のリポート。
04.
出産直後、訳のわからないうちにサインをさせられ、子供が養子に出された事を後で知った女性がいるというのはもう唖然とするしかなかった。
産んでみて顔を見て、やっぱり自分の手で育てたい、そう思う女性だっているはずだ。しかしそれすらできない。
女性を商品(赤子)を生み出す腹、としか見てないのはないか?
更に、子供が成長して実母に一度でいいから会いたいと言ってきても完全に無視。こんなことは業者ではなく当事者が決めるべき事であるのに。
母親には契約書の控えすら渡さないので子供をどこに売ったかも捏造し放題。赤子の事は物のように「用意する」との表現。
ひたすら嫌悪感が残った。この本が広まり、もっと取り上げられ、一刻も早く法整備が整う事を願う。
余談だが、高校生の娘が大きなお腹で近所を歩くのは恥ずかしいなどと言って出産まで他人の家にあずけ、生まれる前から養子に出す契約を1人で進めたという母親にもうんざりした。親なら何でも口出していいと思っているのだろうか?
05.
「望まれぬ赤ちゃん」を外国に斡旋するビジネス。密着取材に基づく本書だが、いわゆる「闇ルート」まで明らかにしているわけではない。当たり前だが・・・・
実際、本書が指摘するように養子斡旋ビジネスが日本の現行法ではほぼ野放し状態であることには改めて驚かされる。
血縁を重視する日本とは対照的に、日本の赤ちゃんをコストがかかっても欲しいという米系夫婦。何にでも値段がつく資本主義経済。読んでいて胸が締め付けられるような本。
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